NEOPLA51

NEOPLA51の特長について

 地球温暖化に関与すると言われている二酸化炭素の排出量削減の観点から、様々な分野でセルロースや木粉、デンプンといった再生可能で安価な植物由来成分を活用する検討は古くから行われてきました。
近年では、植物由来成分をポリプロピレン(PP)やポリエチレン(PE)、塩化ビニルといった熱可塑性樹脂に複合化して得られるバイオマス複合プラスチック、いわゆるポリマーブレンドの検討も行われるようになってきました。

  バイオマスとプラスチックのポリマーブレンドは、コスト低減や石油資源の節約、バイオマスが持つ特性を材料に付与できるなど、様々な利点があるのですが、バイオマスの配合率を高くすると硬くてもろい材料になりやすく、強度を維持したままバイオマスを高含有させることは難しく、フィルムやシートのような薄くて、柔らかい製品においては、これまでバイオマス率30%程度が限界でした。
当社はバイオマスの複合化に特化し研究開発を行ってきたノウハウを活かし、植物由来成分を高含有させながらも柔軟性を有した複合材料の開発に成功し、フィルムやシートといった薄くて柔らかい製品でも成形を可能にしました。

  この技術を基に誕生したNEOPLA51は、植物由来成分51%ですがインフレーション成形シート成形が可能です。また、硬さを有した射出グレードもありますので幅広い製品にご利用いただくことができます。

 

    

  • 1)インフレーション成形・シート成型が可能
  • 2)持続性の高い帯電防止機能
  • 3)地球環境にやさしい
  • 4)容器包装リサイクル法対象外

 

 

NEOPLA51は、一般的な樹脂成形製品の代替はもちろん、静電気によるほこりの付着を嫌うような製品トレー、各種成形フィルムといった製品へも幅広くご使用いただけます。

※食品用の包装へはご使用になれません。

インフレーション成形・シート成形が可能

 

NEOPLA51は、希釈せずにそのままインフレーション成形、シート成形が可能です。NEOPLA51をそのままインフレーション成形、シート成形した成形品の代表的な物性は下表の通りです。

  • インフレーション成形品はJIS1種A、JIS1種Bの強度基準をクリアしております。
  • その他にも射出、押出成形グレードもあり、ニーズにあわせ材料設計することが可能です。
※測定法:JIS K 7127-2
※上記データは参考値であり保証値ではありません
シート成形(真空成形)品
インフレーション成形品

持続性の高い帯電防止機能

 従来のバイオマス複合化技術だけでは、表面抵抗値を1013Ω以下に低下させることはできませんでした。新たに発見した複合化技術により、バイオマス率30%~50%で10~1012Ωまで低下させることができました。

また、一般的に使用されている帯電防止剤を練り込んだ製品は水洗いや拭き取りなどで帯電防止効果が低下してしまいますが、NEOPLA51は長期間帯電防止効果が持続するのも大きな特長です。

 

【帯電防止持続性比較テスト】

シートを60℃の温水に30~120分浸水させ、表面の水分をペパータオルで拭き取り、温度23℃、湿度50%の恒温恒湿槽にて24時間養生したシートの表面抵抗値の測定を行った結果を右表に示した。(測定条件:温度25℃、湿度50%)※浸水0分は、浸水していないシートの表面抵抗値。

 

 どちらのシートも10~1010Ωであったが、練込型の方は30分で表面抵抗値が1014Ω以上に上昇しているのに対し、NEOPLA51は120分経過後も1011Ω以下を保持しており、持続性が高いことがわかる。

地球環境にやさしい

 

 NEOPLA51は植物由来成分を51%配合しているため、石油資源の使用量を51%削減でき、焼却した際の二酸化炭素の排出量を35%削減することができます。

 

 

 

容器包装リサイクル法対象外

 トウモロコシやサトウキビなどから合成してできたバイオポリエチレンやポリ乳酸といったバイオマスプラスチックは、分子構造などは石油から作られたポリエチレンなどと変わりがないため、法律上、プラスチックに分類されています。

一方、バイオマスとプラスチックの複合材料であるNEOPLA51は、バイオマスをそのまま使用し、植物由来成分を半分以上含有しているため、法律上、プラスチックには該当せずバイオマスに分類されます。